“小規模校こそ面白い”4回目の湧別町民大学を開催

講演中の大辻さん
客席からの全景

 11月8日(水曜日)、4回目となる湧別町民大学が文化センターTOMで開催されました。
 今回は、北海道大空高等学校の初代校長として、個性的で魅力ある学校づくりを実践されている大辻雄介さんを講師に迎え、「小規模校こそ面白い~魅力ある学校づくり~」と題した講演を行い、約80人の受講者が集まりました。
 大辻さんは、高校が無くなってしまう事で少なくとも1億円以上の経済損失が見込まれ、まちの存続は高校にかかっていると話し、地方の小規模校ならではのユニークな取り組みを紹介しました。
 大空高校では、細かい校則がなくルールを守らせるのではなく自分で考える、体育祭を開催するかどうか生徒会で決め、運営も生徒自身が行うなど、生徒の主体性を育むカリキュラムと、生徒一人ひとりに「個別最適化」した教育を実践した結果、およそ3割の生徒が道外から来ていると語りました。
 湧別町にも湧別高校という小規模校があり、高校の存続について関心が高まる中、受講者は熱心に聞き入っていました。

 令和5年度の生涯学習講座「湧別町民大学」は、次回11月15日(水曜日)が最終回。自転車によるアメリカ縦横断のギネス世界記録保持者で、音楽フェスを主催するなど、多方面で精力的に挑戦し続けている永関博紀さんを講師に迎え開催されますので、ぜひご受講ください。