“暮らしを支える湧別川”第11回ふるさと講座「湧別川」

ふるさと講座の様子

 11月27日(土曜日)、文化センターTOMにて「ふるさと講座」が町民有志で構成するふるさとから学ぶ会(代表 梅田唯士さん)と教育委員会の共催で開催され、約80人の方が町内外から参加しました。
 第11回目の講座のテーマは「湧別川」。
 講座は3部構成で、第1部では「湧別川と人との関わり」と題して、ふるさと館JRYの中島一之館長が、屯田兵が入植した頃の写真や作成された地図などを紹介し、「人口が増えることで治水が進み、細い川が枝分かれしていた湧別川が現在のようになった」と説明しました。
 第2部では「湧別川はどんな川か」と題して、2人の方のお話を聞きました。湧別川の役割・特徴について北海道開発局網走開発建設部遠軽開発事務所の上嶋耕太技官より説明があり、湧別川の地形の特徴や、水辺がゴルフ場などに利用されていること、過去に起きた災害とそれを防ぐために行った工事が紹介されました。また、湧別川にふれて感じたことについてアウトドアクラブYU-PALの絹張洋史会長からお話があり、「湧別川の魅力はあそびの多様性にある」と話し、カヌーで川を下ったり周辺の山を登って流域を見渡したりと、普段とはちょっと違う一面も楽しむことができる魅力的な川だと語りました。
 第3部では、講師と参加者による感想・意見交換が行われ、参加者からは「面白いお話だった。知らないことばかりで勉強になった。」「カヌー体験は楽しそう。もっと一般の町民でも体験できるようになれば」と湧別川が魅力を知ることができたようでした。