“日本のバイオガス事業のモデルに”オホーツク湧別バイオガス株式会社が設立されました

新会社の設立を発表する様子

 11月1日(月曜日)、家畜ふん尿を適正処理するための集中型バイオガスプラントを建設・運営する企業「オホーツク湧別バイオガス株式会社」が設立され、同日、上湧別コミュニティセンターで設立発表会が行われました。
 同社は湧別町農業協同組合、えんゆう農業協同組合、湧別漁業協同組合、株式会社ビオストック(帯広市)、バイオマスリサーチ株式会社(帯広市)、湧別町の6者が出資して設立されたもので、町・地域団体・民間企業が協力し合う、全国でも例を見ない組織となります。
 集中型バイオガスプラントの処理能力は成牛換算で3,400頭規模と道内でも2番目となる大規模なもので、令和4年度から建設に着手する予定です。また、処理時に発生する再生エネルギーの活用方法として、消化液を液肥などに利用したり、売電や災害時に電力供給したりするなど、ゼロカーボンの先駆的な取り組みも想定されています。
 設立発表会では、代表取締役となる湧別町農業協同組合代表理事組合長の上田範幸さんは「日本におけるバイオガス事業のひとつのモデルになるよう、また、地域に誇れる会社となれるよう努力していきたいと思っています。」と話していました。同社の今後の活躍が期待されます。