“安定した玉ねぎ収穫を支える”第13回ふるさと講座「畑地灌水~リールマシン」

参加者の質問に答える講師の尾山さん
リールマシンの説明をする講師の梶原さん

 11月11日(土曜日)、文化センターTOMで「ふるさと講座」が開催され、約60人の方が参加しました。
 これは、町民有志で構成するふるさとから学ぶ会(代表 梅田唯士さん)と教育委員会の共催で開催しているもので、今回は「畑地灌水~リールマシン」をテーマに3部構成で開催されました。
 第1部では、元上湧別町役場農政課の尾山弘さんを講師に、湧別川から取水し、畑まで水を運び、リールマシンで灌水する畑地灌漑事業の仕組みや、誕生に至るまでが説明されました。
 第2部の講師、玉ねぎ農家を営む梶原秀喜さんは「砂利が多く干ばつの影響が大きいこの地域にとって事業の恩恵は大きく、高品質な玉ねぎが生産できている」「組合員の減少により維持管理が難しくなってきている」と生産者の視点で現状を語りました。
 第3部では講師と参加者による感想・意見交換が行われ、「地理的要因や時代背景、何より関係したみんなの知恵があったからこそ、この事業が成功した」と参加者は理解を深めたようでした。