風力発電施設の設置について

寄せられた意見・提案

 湧別町のオホーツク海に面した海岸に風力発電を設置してはどうでしょうか。
 地上開発にも海岸の観光にもエネルギー等の増産に役立つと思う。人家等はないので公害も少ない、天候にも日照も関係ない。いつも風が吹いている大きな資源がここにある。多少資本がかかるけど、長い年月を要するが経費も回収できると思う。売電の他、荒地開発と観光と町の活性化を目的として、他の発電は平らな土地を利用しているが、平らな土地は農地として利用してもらい、強風で何も使えない場所を利用できる。機械であるため故障も多いが、大きなエネルギーを出すことができる。各風車まで管理道路を付ければ遊歩道にもなり、町民の健康にも役立てる。海岸通りができれば護岸管理にも役立つ。湧別町の開発には大きな発展になると思う。

回答

 風力発電施設の設置について、ご提案をいただきありがとうございます。
 風力を使い発電するためには連続して風が吹き続けなければならなく、さらにブレードと呼ばれる風車を回すだけの風速がなければいけません。
 一般的に年間平均風速で6m以上の地域が風力発電に向いていると言われておりますが、湧別町の過去5年間の年間平均風速は3.5mと弱く、道内でそのような風速が観測されている北海道北部沿岸や日本海沿岸を中心に施設が集中しています。
 また、設置したとしても例年と比べて年間平均風速が弱かったり、強風や落雷などの自然災害が原因とする設備の損壊が懸念され、破損の状況にもよりますがブレードが破損すると復旧には1カ月ほどの日数がかかるなど、年間通して安定した発電が得られないといった懸念がありますので、現時点では風力発電施設を設置する考えはありません。

【担当課グループ】
企画財政課企画グループ