令和5年度まちづくり懇談会での主な質疑

庁舎の集約化

Q.人口が減少していく中、庁舎集約化を進める必要はあるのか。

A.現在庁舎機能は3カ所に分散しており、維持管理費が増大している。またデジタル化や防災拠点の機能を持たせるためには多額の改修費が必要となる。財源である合併推進債には期限があり、検討委員会から新庁舎を町の中心に位置する中湧別地区に新築し集約すべきとの答申を受け、町としてもこのタイミングを逃せば自己財源で建設しなければならないことから集約を進めている。

Q.中心市街地の活性化も考慮し新庁舎の位置はTOM周辺が良いのではないか。

A.TOM周辺も検討したが面積が足りず断念した。中心市街地の活性化はまた別の問題と捉えている。
閉校する中湧別小学校を活用し新築面積を減らし、育児支援、湧別高校生の活動支援、社会教育機能などを兼ね備えた「複合型防災拠点庁舎」として整備することが最適と判断した。

Q.町の実質の負担率はどの程度になるか。

A.合併した市町村だけが利用できる合併推進債を活用することで、町の負担を6割強程度に抑えることができる。また、このほかにも有利な起債や補助金の活用を検討している。

Q.現在の庁舎はどうなるのか。

A.湧別庁舎は老朽化しているため保健センターを残し解体する。
上湧別庁舎は出張所などとして再利用を検討しているが、施設の再配置や学校の統合も関係するので皆さんと相談しながら進めたい。

Q.庁舎を建設することで町民負担が増え、行政サービスが低下するのでは。

A.行政サービスと庁舎建設は別の話であり、実施すべき施策は当然やっていく。合併以来健全財政で運営してきており、庁舎建設にあたり新たに町民負担が出てくることはない。

Q.建築費が高騰した場合はどうするのか。

A.基本計画、基本設計と進めていく中で詳細な金額が出てくる。大幅な値上げが見込まれる場合は建設自体を再検討する。

Q.今後のスケジュールを教えてほしい。

A.現在作業を進めている実施計画を令和6年3月までに策定、その後プロポーザルなどの準備を経て基本設計業務を令和6年7月にスタート。令和7年2月までに完了し、3月に実施設計の契約を結ぶ予定。その後工事期間が1年半から2年程度かかると考えている。

Q.住民投票すべきではないのか。

A.住民投票は二者択一であるため、建てる建てないの判断しかできない。庁舎のあり方、どこにどういったものを整備していくのかを決めるにあたり、住民投票はなじまない。話し合いの中で決めていくべきものと考えている。

Q.議会の承認は得ているのか。

A.検討委員会の設置については全員一致で議決しており、議会でも特別委員会を設置し審議していただいている。基本計画策定に係る経費などその都度説明し理解を得ながらここまで進んでいる。
最終的には庁舎の位置を変えるためには3分の2の議決が必要で、理解を得ながら進めたい。

Q.備品、外構工事はどの程度の経費を予定しているのか。

A.基本計画の中でどのような面積、機能とするかで工事費は大きく変わるため現時点では積算できません。

Q.庁舎を建ててすぐにまた合併し、湧別がなくなってしまうということにならないか心配。

A.合併となると町民にも負担がかかる部分もあるため、現時点では合併は考えていない。

子育て支援

Q.保育士が足りていないのでは。一時保育が利用できない事がある。

A.3歳未満児の入所について要望も多いので、保育士の確保について検討する。

Q.保育料の所得制限を撤廃してはどうか。所得があるからといって子どもが増えるとは思えない。

A.本町は子育て支援に力を入れており、3歳未満児の保育料と給食費以外はほぼ料金がかかっていないが、もう一歩踏み込んだ施策も検討したい。

Q.新たに建て替える芭露保育所の整備検討状況について教えてほしい。

A.現在基本設計を進めている。建設位置は芭露学園グラウンド敷地の上芭露側に決まりました。現在畜産研修センターにある「ばろうキッズ」をまとめた場合の移動が容易であること、学校教育と幼児教育の連携がとりやすいことが理由です。
令和6年度に実施設計、令和7年度に建設工事、令和8年度から使用できるよう進めている。

公共施設の再配置

Q.公共施設再配置実行計画の進捗状況は。

A.令和8年度までに公共施設の床面積を10%削減する計画。若干遅れているが、令和5年4月ゆうべつ学園開校にともない大きく削減、令和7年の上湧別地区義務教育学校開校によりさらに大きく削減される見込み。また、庁舎が決まることでさまざまな施設の方向性が決まってくる。

Q.閉校した湧別小学校はどうなるのか。

A.国の交付金があるうちに解体する。解体後の跡地は、面積が広いのでグラウンドや分譲宅地などの活用を検討している。

義務教育学校

Q.上湧別地区の義務教育学校開校に向けての進捗状況は。

A.令和7年4月1日に現在の上湧別中学校の場所に開校するべく増築、改修工事を進めているところ。地域と学校による開設準備委員会を令和5年7月に設置し、名称は「上湧別学園」とすることで委員会で決定。校章、校歌について検討している。
学習指導、経営方針については教職員で組織する開校準備委員会で検討している。

Q.閉校となる他の小学校はどうなるのか。

A.閉校していないため話を進めるわけにもいかないが、自治会と協議しているほか、民間企業にPRするなど、色々と検討はしている。

Q.教員住宅は公営住宅のようになるのか、今までどおり義務教育学校の教員住宅となるのか。

A.統合により教職員が減ることは間違いないし、近年は町外から通勤される教職員も多い。教員住宅として何年も空き住宅となるのであれば公営住宅に移管するということも十分ありえる。地域でどの程度の要望があるのかにもよるが、極力要望に応えたい。

Q.人口減少が進み、さらなる学校の統合を考えると、将来的には中湧別に義務教育学校を建設すべきだと考るが。

A.どこかで一つにしなければならない時期が来るかもしれないが、町内全ての学校を統合するとなると通学時間の問題があり、当面は3つの義務教育学校で進めていく考え。

環境保全

Q.農薬や除草剤による地下水の水質汚染が心配。

A.浄水場の検査は当然行っており、水質保全対策協議会で水質調査も行っている。今後も調査をしていく。

空き家対策

Q.空家の管理がされておらず雑草など環境が悪い。建物の持ち主に対し、行政の力で環境整備について指導するよう考えてもらいたい。

A.民間のものであり強制することはできないので、担当からお願いベースではあるが働きかける。人の財産というところが難しいが何とかしなければならないと考えている。

道路管理

Q.道路を覆っている木の伐採や草刈りやをしっかりやっていただきたい。

A.町道については春と秋の年2回に実施しており、令和5年度は信部内から始まり計呂地までおよそ2カ月かけて刈っている。実施時期や刈り方などしっかり業者と協議したい。国道、道道については国と北海道に要望する。

Q.町道で舗装されていない道路があるので、舗装をお願いしたい。

A.町道で住宅が2軒以上ある道路の中から優先度を決めて整備していっている。

Q.近年トラクターが大型化している。西3線道路の早期完成と、湧別大橋の早期建て替えをぜひお願いしたい。

A.早期建設については要望している。西3線道路も令和6年度まで終了するよう要請していく。

Q.上湧別大橋の歩道設置について北海道に再度要望してほしい。

A.機会あるたびに強く要望しているが、技術的に難しいと言われている。粘り強く要望していきたい。

湧別高校の存続対策

Q.全国募集にも取り組んでいると聞いたがどのような状況なのか。

A.住宅を整備しなければなかなか難しいようだ。全国募集を始めた高校が9校増えたと聞いているので、取り合いになっている部分もある。今後も取り組んでいきたい。

広報

Q.かわらばんの内容が理解できないときがある。もう少しわかりやすい内容で掲載してほしい。

A.表現など工夫しているが、給付金など内容が難しくかわらばんだけで伝えるのは難しい部分がある。わからない場合は極力担当に電話で聞いていただきたい。

Q.議会だよりでは一般質問とその回答までしかわからない。回答を踏まえたその後の町の実施状況、検討状況について町民に周知してほしい。

A.一般質問だけではなく町民からの要望などにより総合的に検討する場合もあるため難しい部分があるが、政策として出す場合には一般質問で質問のあったものと説明することは可能。大きな案件は機会があるごとに広報、ホームページで経過説明に努めている。どういった表現が良いのか検討したい。

Q.ヒグマの出没情報がホームページで簡単に見られない。全国的に関心が高くなっているのでもっと見やすくしてはどうか。

A.ホームページにヒグマと検索していただければすぐに見ることができる。より見やすくなるよう少しずつ改めている。最近は市街地には出没していないが、危険性が高く緊急的にお知らせする場合などはすぐに見られるようにする。

鹿の農地被害対策

Q.集団で行動する鹿が近年増えており、デントコーンに被害が出ている。電牧柵の補助はあるが設置と管理が大変。山側に大きく柵を囲ってほしい。

A.国の補助はあるものの、面積が広く手が出せない状況。鹿の問題は一つの町だけの問題ではない。国や北海道に要望しているが、公表されている被害額が意外と少なく動きが遅い。実態を調査するよう農協とも話をしている。なかなかいい案はない状況だが国・北海道への要望を続けたい。

その他

Q.湧別川の砂利採取が近年行われておらず、砂利が溜まっていると思う。水害対策として砂利を取るように開発局に要望してほしい。

A.開発局では定期的に河川内の測量を行っており、砂利の堆積は進んでいないと判断している。近年の対応としては令和2年度に富美川合流地点の土砂掘削し、洪水時の水の流れに支障がないようにしている。水の流れに支障がある箇所が確認された場合には掘削など行っていくとのこと。河川整備は丁寧にやってもらっており、報告もいただいている。状況が変わればお知らせしたい。

Q.川西オホーツク遺跡のクマ像は中学校の教科書にも掲載され、関心が高まっているが、クマ像が出土した遺跡の近くに行くことができないため、説明看板の設置と道路の整備をお願いしたい。

A.看板、道路、駐車場は一体的に整備するべき。調査が終わっていないため看板の内容も確定できないし、盗掘の恐れもある。調査が終わる3~4年後に一体的な整備について検討したい。注目されている遺跡であり、北海道指定、国指定の遺跡となる可能性もあるため、整備については慎重に進めたい。

Q.人口減少についての予測を公表していたが現状はどうなのか。

A.ほぼ予測のとおり。1次産業関連の外国人が増えてきている。65歳以上の高齢者は頭打ちで減ってきています。定住人口が少なければ交流人口を増やしていくという方策も考えている。

Q.みなとまつりを復活させてはどうか。町のPRやふるさと納税にもつながるのではないか。

A.合併15周年記念として湧別漁港を会場に花火大会を開催することを検討しており、お祭りではなくまずは花火大会を町主体で実施し、実行委員会でのお祭りの開催に向けてのきっかけになればと考えている。

Q.湧別町の土地は縦長なので、まちの集約化は難しい。集約化が図れないのであれば、例えば補助券を出すなどして公共バスの料金を一律にすることで近くに感じられるのではないか。

A.湧別から遠軽間の民営バスが走っており、民業圧迫になるため難しい部分があるが、公共交通のあり方について検討しているので参考としたい。