町長就任のご挨拶

去る11月15日に気持ちも新たに初登庁をし、早速、職員に訓示を行いました。その中で職員に対し、仕事をする上で「主役」は町民であること、自分の仕事に対し常に疑問を持ちながら望んでほしい旨の話をさせていただき、私の一期目からの思いである「町民一人ひとりの鼓動を感じ、痛みのわかる行政」の実行に対し、話をいたしました。
さて、「湧別町」は、合併後新町としてスタートしてから、再来年には10年の節目を迎えます。
私は、この10年の節目を「湧別町」にとってのステップアップの節目と捉え、本年策定いたしました「湧別町第二期総合計画」を柱にまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
先人から受け継いできた地域資源に磨きをかけ、これまでの力強い足跡と町内各地域の絆を礎に、もう一度基礎を固め、未来へのステップに繋げてまいります。
しかし、日本国内、北海道内、本町を取り巻く社会情勢、環境はめまぐるしく変わっており、止まることがない人口減少、少子高齢化、地域医療、JRを中心とする公共交通等々、わが町だけでは解決できない諸問題も山積していることから、国・道とは勿論のこと、管内、近隣市町村との連携を強化してまいります。
私は、これらの諸課題を解決し、まちづくりを推進するには、到底行政のみでは不可能でありますので、議会の皆さま、住民の皆さまのご意見を十分お伺いし、ご協力をいただきながら、信頼関係のもとに協働を進め、私自ら先頭に立って職員と一体となり、「住んでいる人が幸せを感じながら住み続けられる湧別町」を目指して、全力を傾注してまいる覚悟であります。
今後とも町民の皆さまの一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、二期目の就任にあたってのご挨拶とさせていただきます。
湧別町長 石田昭廣