“安定した介護を提供するために” 湧別福祉会で特定技能外国人を受け入れ

車椅子で介護する様子
ベッドで介護する様子

 町内の介護分野としては初となる特定技能外国人が、12月15日(木曜日)より湧別オホーツク園で働いています。
 特定技能制度は、国内人材を確保することが困難な状況にある介護などの分野において、一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れることを目的とする制度で、湧別福祉会では、近年介護士の人材確保に苦慮していたことからフィリピンからヴィダさん、ローズヴェルトさん、シェラメイさんの3人の特定技能外国人を今回初めて受け入れたものです。
 施設の理念や介護方針などを学んだあと、車椅子やベッドなど実際に介護用具を使い介護技術を確認。学校で学習してきた成果を生かしおおむねできてはいたものの、現場で活躍している看護師による介助を目のあたりにし、利用者の状態に合わせたきめ細やかな配慮に驚いた様子で、勉強になったようでした。
 3人は、「身近な人の世話をするうちに介護の仕事に興味を持ち、憧れだった日本で働くためにフィリピンの学校で勉強してきた。介護福祉士の資格を取得し、長く日本で働きたい。」と意気込みを語ってくれました。
 湧別福祉会では、来年さらに2人の外国人を受け入れる予定で、篠田施設長は、「言葉や生活習慣の違いなどから最初のうちは苦労する部分も多いだろうが、特定技能外国人の方々がしっかり長く働けるように施設全体で支援していきたい。」と話していました。