“私にとっての『アイヌ』”4回目の湧別町民大学を開催

講演の様子

 11月10日(木曜日)、4回目となる湧別町民大学が文化センターTOMで開催されました。
 今回は、日高管内平取町二風谷出身でアイヌにルーツをもつ関根摩耶さんを講師に迎え、「私にとっての『アイヌ』」と題した講演を行い、100人近くの受講者が集まりました。
 関根さんは、小さい頃は『アイヌ』であることで周りとのギャップを感じていて嫌だったけど、中学・高校と親元を離れて暮らすうちに、アイヌの文化や考えを受け入れていけたそうです。
 「私にとって『アイヌだからこう』というものはない。アイヌをきっかけに多様性を考え、(アイヌに限らず)みんながそれぞれ違うことが当たり前だと知り、もっと自分のことを好きになる人が増えてほしい。」と話していました。
 関根さんの体験や考え方を聴いて、受講者たちは共感しているようでした。
 令和4年度の生涯学習講座「湧別町民大学」は、全5回の講演を行います。第5回は11月24日(木曜日)に増田隆一さんを講師に迎え開催されます。