“恐竜は今も生きている”湧別町民大学の第3回講演

講演する小林さんの様子
真剣に聞く参加者の様子

 今年度第3回目となる湧別町民大学が、11月10日(水曜日)に文化センターTOMで行われました。
 今回は、北海道大学総合博物館副館長・教授で日本人として初めて恐竜研究で博士号を取得した恐竜研究者の小林快次さんを講師に迎え、「僕はこうして恐竜博士になった」と題した講演を行い、子どもたちも多く詰めかけるなど会場には約100人の受講者が集まりました。
 小林さんは恐竜博士になるまでの経歴や北海道のカムイサウルスや兵庫県のヤマトサウルス命名の由来のほか、発掘時の映像や「鳥は恐竜の生き残りなので、恐竜は今も生きている」ことが伝えられると、子どもたちは驚いた表情を浮かべていました。
 また、現在の地球が人間の手により環境破壊が進み、かつてないほどのスピードで多くの生き物が亡くなっている現状にも触れ、恐竜が絶滅した原因でもある地球の環境変化から学び、人間が持つ「考える力」、「伝える力」で「SDGs(持続可能な開発目標)」を一人ひとりが行い、人類の滅亡を防ぐことが大切と話していました。
 湧別町民大学は、全5回の講演を行います。第4回以降の日程はこちらのページをご覧ください。

※会場と時間は、いずれも文化センターTOMで午後7時からです。また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、事前予約が必要で、講演後の書籍販売、サイン会は実施しませんので、ご了承ください。