“努力なくして栄光なし”湧別町民大学が行われました

講座の様子写真1
講演の様子写真

 湧別町民大学の今年度第2回目となる講座が、10月30日(金曜日)に文化センターTOMで行われました。
 今回は、札幌山の手高等学校のラグビー部監督であり、昨年のラグビーワールドカップ日本大会で活躍した日本代表チームのキャプテン、リーチ・マイケル選手が最も尊敬する方でもある佐藤幹夫さんを講師に迎え、「私流ラグビーを通じた人間教育」~努力なくして栄光なし~と題して講演を行い、約100人の受講者が集まりました。
 佐藤さんは、高校生の頃に助っ人として出場したラグビーの大会でラグビーのおもしろさを知ったそうです。昭和63年に男女共学となったばかりの札幌山の手高等学校に着任すると、自身が創部したラグビー部に所属する素行の悪い生徒を、キャプテンとしてチームを引っ張る存在にまで成長させるなど、ラグビーを通じた人間的な育成を行いました。
 また、強豪校の監督からのアドバイスが指導に生かされ全道大会15連覇を実現したり、留学生としてニュージーランドからやってきたリーチ・マイケルさんとの出会いが日本代表選手に成長するまでのきっかけになったりするなど、ラグビーを通じた人々との出会いが大きな転機になったとも話していて、参加者たちはさまざまなエピソードに聞き入っていました。
 また、講演の前には、ご厚意により湧別高校生徒への講演をしてくださったり、ラグビー部員へ激励の言葉をかけたり(写真右)して、高校生にとっても貴重な経験となったようでした。
なお、最終回となる第3回は、11月13日(金曜日)本田優子さんの「アイヌ文化と北海道」~多様性を価値とする未来のために~です。
※今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、全3回の講演となります。会場は文化センターTOMで午後7時からです。また、事前予約が必要で、講演後の質疑応答や書籍販売、サイン会は実施しませんので、ご了承ください。